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現在のお仕事内容を教えてください。

サルヴェージ技師として海難救助に取り組んでいます

現在、私は日本サルヴェージの門司支店技師室に所属し、サルヴェージ技師として海難救助に取り組み、現場での指揮やチーム編成、救助に必要な道具の準備などを行っています。技師は作業責任者と監督者を兼務する立場であり、リーダーとして業務にあたっています。

海難救助の現場で、技師が行う主な役割は何ですか?

船舶の種類や現場状況の情報収集と調整

技師は海難事故の知らせを受けると、船舶の種類や現場状況の情報収集を行って、チームを編成し、救助に必要な道具を準備して現場へ急行します。事故の規模に応じたダイバーの数などを調整して指示を出していきますが、その際、技師は必ず2名以上が加わり、互いをサポートしながら指示を出していきます。

海洋業界に進もうと思ったきっかけと経緯は何ですか?

航海士に憧れ、フェリー運航会社を経て日本サルヴェージに入社

海洋業界に進もうと思ったきっかけは、高校生の頃に乗船したフェリーで出会った航海士の制服姿が格好良く、憧れを抱いたからです。海洋工学部に進み、乗船実習を経て、念願だったフェリーの運航会社へ就職しました。しかし、決まった航路を行き来するだけの日々が続き、もっと海洋業界で自分を磨きたいと思い、転職を決意しました。第二新卒として就活する中、日本サルヴェージと出会い、国内外を問わず世界中の海で社会に貢献できることが入社の決め手となりました。

技師アシスタントとして参加した印象的な現場はありますか?

9ヶ月の挑戦:座礁した大型貨物船救助の現場

私が参加した印象的な現場は、座礁した大型貨物船の救助作業で、貨物船中央部が折損しており、救助工程が終了するまでに9ヶ月かかりました。現場は風が強かったためうねりも大きく、天気予報を元に柔軟に対処する必要があり、終わりが見えたときの安堵感と達成感は言葉にできないほどでした。この時の経験は、今の私にとって大きな財産となっていると実感しています。

現場の作業期間はどのように異なりますか?

短いものであれば3日間、長い場合は半年を要します

現場の作業期間は、事故の規模や状況によって異なり、短いものであれば3日間で終了することもありますが、長い場合は半年を要することもあります。

今後の目標について教えてください。

大きな現場を取り仕切るスキル

今後の目標は、少しでも多く現場での経験を積み、先輩技師のように大きな現場を取り仕切るスキルを身に付けていくことです。

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